2度もアカデミー賞を取得するなど、世界的なアニメーション映画の巨匠として数々の名作を生み出してきた映画監督・アニメーターの宮崎駿（みやざきはやお）さん。
そんな宮崎駿さんは、元アニメーターの大田朱美（おおた あけみ）さんとご結婚されています。
お2人の結婚にまつわる出会いや馴れ初めが気になるところです。
今回は、宮崎駿さんと大田朱美さんの馴れ初めやお2人の子ども、噂話について紹介します。
宮崎駿の嫁は大田朱美
宮崎駿さんの嫁・大田朱美さんについて次の2点を調査しました。
顔画像やプロフィール
名前：大田 朱美（おおた あけみ）
本名：宮﨑 朱美（みやざき あけみ）
生年月日：1938年1月5日
出身地：兵庫県
学歴：女子美術大学短期大学部 卒業
職業：公益財団法人トトロのふるさと基金 評議員 ほか
太田朱美さんのご家族もまた、芸術と表現の世界で活躍されてきた方々です。
父・大田耕士さんは版画家として知られ、「日本教育版画協会」を創立した文化人。
さらに姉の園叡（園サトル）さんは、日本の女性アニメーターの草分け的存在で、子供番組の人形アニメーション制作にも携わるなど、芸術一家で育ったことがうかがえます。
現在の活動
大田朱美さんは現在、自然保護活動にも積極的に取り組まれています。
特に「となりのトトロ」の舞台とされる狭山丘陵を守るためのナショナルトラスト運動では、「公益財団法人トトロのふるさと基金」の評議員として活動。
筆者自然とアートの融合という宮崎作品の世界観を、現実の形で支えているんだね
映画で描かれた豊かな自然を未来の子どもたちに残そうと、夫・宮崎さんと共に長年にわたり支援を続けています。
宮崎駿と宮崎駿の結婚馴れ初め
宮崎駿さんと大田朱美さんの馴れ初めにはどんな背景があったのか、以下の3つについて調査しました。
出会い：1964年
交際期間：約1年
結婚時期：1965年10月
それではさっそく紹介していきます！
出会い
宮崎駿さんと大田朱美さんが出会ったのは、1964年の東映動画の撮影所でした。
当時23歳の宮崎さんは新人アニメーター。
26歳の朱美さんはすでに『白蛇伝』『西遊記』の原画制作に関わる先輩でした。
朱美さんは“速描き”の異名を持ち、現場でも一目置かれる存在。
宮崎さんはその技術と情熱に感動し、毎日のように自分が書いた絵を持ち込んでは講評を求めたそうです。
その後、1965年に労働組合活動で同じ班になったことをきっかけに、一気に距離が縮まります。
ビラを刷りながらアニメの話に花を咲かせ、終電後の帰り道でも作品論を語り合う日々だったそう。
筆者お互いの活動や仕事への情熱を通して、惹かれ合っていったんだね
まさに、情熱と尊敬が引き寄せ合った“盟友夫婦”の原点でした。
交際期間
宮崎駿さんと大田朱美さんの交際は、短くも深いものでした。
1965年の正月に、宮崎さんが自作マンガ入りのしおりを配ったのがきっかけで交際が始まります。
昼休みには屋上でお弁当を広げ、缶コーヒーを彩色皿で温めて分け合うのが日課でした。
週末には飯田橋の名画座でチェコの人形アニメを観賞。
好きなカットをスケッチブックに描きながら、創作への思いを語り合ったといいます。
朱美さんは絵の上手さで評価が高く、宮崎さんよりも将来を期待されていた存在でした。
当時、東映動画の演出家・芹川有吾氏は、朱美さんについて「不愛想な中にふと見せる笑顔がとても印象的だった」と振り返っています。
女だてらに無愛想で、とってもオッカナイ少女だった。
おっかないだけに、たまにニッコリ笑ってくれる顔はとてもチャーミングだった。
引用元：FRIDAY
その芯の強さと凛とした雰囲気に、宮崎さんも深く惹かれていったのでしょう。
そんな情熱と信頼を育んだ2人にとって、「結婚しよう」という言葉は自然に口をついたのかもしれません。
結婚時期
1965年10月、東映動画でアニメーターとして働いていた宮崎駿さんは、3歳年上の大田朱美さんと結婚しました。
当時の宮崎さんは24歳。
挙式は東京都練馬区の小さな教会で行われ、東映動画の同僚十数名が立ち会ったそうです。
結婚の翌日には、夫婦そろって『太陽の王子ホルスの大冒険』の原画会議に復帰。
筆者結婚式の翌日も仕事に向かうなんて、すごい情熱。。
新居は東京都東村山市の家賃6,000円の四畳半一間のアパートで、朱美さんの手作りカレーを楽しみながら節約生活を送っていたといいます。
質素ながらも笑いの絶えない日々の中で、2人はアニメ制作への情熱を語り合いながら夢を育んでいきました。
この暮らしの中で、後に『となりのトトロ』へとつながる“森の精トトロ”の原型が生まれたとも言われています。
朱美さんは結婚前から「仕事は続ける」と宮崎さんと約束しており、実際に結婚後も現場に立ち続け、『ガリバーの宇宙旅行記』や『長靴をはいた猫』などで動画を担当しました。
しかし、子育てと仕事の両立が難しくなり、1972年にアニメーターを引退。
二人の息子の育児に専念する決断をされたそうです。
宮崎駿と大田朱美の子供は2人
宮崎駿さんと大田朱美さんとの間には、2人のお子さんがいらっしゃいます。
第一子：長男（宮崎吾朗）
第二子：次男（宮崎 敬介）
お1人ずつ紹介していきますね！
第一子：長男（宮崎吾朗）
宮崎吾朗さんは、スタジオジブリの巨匠・宮崎駿さんと、元アニメーターの大田朱美さんの長男として1967年に誕生。
親がアニメ界のレジェンド夫婦と聞くと、幼い頃からアニメ一筋だったのかと思いきや…意外にも、大学では農業や造園を学び、その後は建築設計の道へ進んだという異色の経歴の持ち主でした。
実は、両親から「アニメーターにはなって欲しくない」と言われていたそうで、アニメとは距離を置いていた時期もあったとか。
そんな吾朗さんがジブリに関わるきっかけになったのは、1998年に始まった「三鷹の森ジブリ美術館」の立ち上げプロジェクト。
そこで手腕を認められ、2006年には『ゲド戦記』で映画監督デビュー。
その時、あの厳しいお父さん・宮崎駿さんからは「監督には向いていない」と言われていたそうです。
筆者それでも作品を完成させた根性はすごい！
その後は『コクリコ坂から』や『アーヤと魔女』など、父親である宮崎さんとはひと味違う視点で作品を作り続けている吾朗さん。
今では“二代目ジブリ監督”として、ファンからの期待も高まっています。
「お父さんのファンだ」と語り、父と同じ道を歩いている吾朗さん。
これからもジブリの未来を背負って頑張ってほしいですね！
第二子：次男（宮崎 敬介）
宮崎駿さんと大田朱美さんの次男・宮崎敬介さんは、1970年に埼玉県所沢市で誕生しました。
兄・吾朗さんがアニメの世界で活動する一方、敬介さんは“版画家”として独自の道を歩んでいます。
武蔵野美術大学在学中に出会った版画家さんの作品に感動し、独学で「木口木版画」の制作を開始したのだそう。
あまり、父である宮崎駿さんの名前を公表せずに活動しており、芸術家としての信念の強さが感じられます。
それでも一部の作品では、宮崎駿監督のアニメと関わることも。
実は、『耳をすませば』の一部に敬介さんの木口木版画が使われているんです。
父とはまったく違う表現手法ながら、作品世界にぴったりと寄り添う美しさに、ファンとしては思わずニンマリ。
ファンこんなかたちで“親子の共演”が見られるなんて、嬉しいサプライズ♪
静かながら確かな存在感を放つ、もう一人の“宮崎家のアーティスト”として注目されています。
離婚や不倫など噂話は？
宮崎駿さんと大田朱美さんに、離婚や不倫などの噂話はあるのか調査しました。
宮崎駿さんと大田朱美さんの間には、離婚や不倫の噂は一切ありません。
むしろ、2人の絆の深さは多くのエピソードから伝わってきます。
たとえば1970年代以降、朱美さんは毎日昼と夜の2食分の弁当を手作りしていたそう。
そして、宮崎監督はその弁当を40年以上も食べ続けたといいます。
2013年の引退会見では「お弁当は今後もよろしく」と朱美さんに頭を下げる場面も。
「家庭を優先していただき申し訳ありません」と感謝の言葉も述べています
家内には『お弁当は今後もよろしくお願いします。
（家庭を優先して頂き）まことに申し訳ありませんが』と言いました。
引用元：女性自身
2024年、引退撤回後にアカデミー賞を受賞した宮崎監督は「（朱美さんに対して）仕事を辞めさせてしまった負い目がある」と語りました。
その発言からも、朱美さんへの尊敬と感謝が強く伝わってきます。
筆者数々の名作の陰には、朱美さんの存在があったことは間違いないですね
お二人の信頼関係は、ただの夫婦愛にとどまらず、スタジオジブリの創作を陰で支え続けた“最強タッグ”といえるでしょう。
まとめ
今回は、宮崎駿さんと大田朱美さんの結婚の馴れ初めやお子さんのこと、また噂話についても紹介しました。
宮崎駿さんと大田朱美さんは、お互いを尊重しながら長年支え合ってきた素敵なご夫婦です。
お子さんたちもそれぞれの道で才能を発揮し、ご家族全体が温かい絆で結ばれています。
これからも宮崎ファミリーの歩みに、多くの人が注目し続けていくことでしょう。
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